マイナンバー制度がいよいよ運用スタートしますが、
まだまだわかりにくい点はありませんか?
個人カード申請、発行、写真撮影の際の注意点についてまとめました。
マイナンバー制度とは?
マイナンバー制度とは、国民一人ひとりに、12桁の番号(マイナンバー/個人番号)を与え、行政手続きを効率化する制度のことです。
マイナンバーのメリットは、簡単に言うとこのような点です。
・個人の色んな情報とマイナンバーを結びつけることで、税や年金、保険などの手続きが簡単になる
・国が国民一人ひとりの情報を把握できるようになり、よりきめ細やかな支援を受けられるようになる
ただ、運用開始に制度の周知が追いついておらず、使い方や受け取り方さえよく分からない・・という人が少なくないように感じます。
ずっと使う番号なので、内容や注意点をおさえておきたいですね。
『マイナンバー通知カード』と『個人番号カード』の違い
マイナンバー制度には、2種類のカードが存在します。
マイナンバー通知カード
平成27年末から住民票の住所に発送された、マイナンバーを通知するためのカードです。
氏名、住所、性別、マイナンバー(個人番号)が記載されていて、顔写真の無い紙製のカードです。
個人番号カード
こちらがマイナンバー制度を十分に活用するために必要ないわば本命カードです。
身分証明書として利用したり、各種手続きやサービスに利用できます。
マイナンバー(個人番号)が記載された、プラスチック製でICチップと顔写真付きのカードです。
マイナンバー通知カードだけでは十分に制度の恩恵を受けられないので、個人番号カードの発行を申請する必要があります。
個人番号カードの交付申請方法
個人番号カードの交付を申請するための手続きは、4つの方法から選べます。
郵便で申請する
「個人番号カード交付申請書」に氏名の記入や押印し、撮影した顔写真を貼り付けます。送付用封筒に入れて、郵便ポストに投函します。
パソコンで申請する
交付申請用の公式ウェブサイトにアクセスし、画面に必要事項を入力します。
あらかじめ撮影しておいた顔写真のデータを添付して送信します。
スマートフォンで申請する
交付申請書のQRコードをスマホで読み込み、申請用ウェブサイトにアクセスします。画面に必要事項を入力して、あらかじめスマホで撮影しておいた顔写真のデータを添付し送信します。
専用の証明用写真機から申請する
街中にある証明写真の機械で、写真を撮って申請まですることができます。
マイナンバーのうさぎのステッカーが貼ってある証明用写真機のみ対応しています。
撮影用のお金を入れて、交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざします。
画面に必要事項を入力し、顔写真を撮影して送信します。
個人番号カードの写真の規定やサイズは?
マイナンバーに必要な写真のサイズは以下の通りです。
・縦4.5cm×横3.5cm
Sponsored Linkサイズ以外にも、撮影についてはかなり細かな規定がありますが、
簡単に言うと、「平常時の顔が分かりやすく判別できるように撮影する」というのがポイントです。
帽子やサングラス、大きな髪の装飾品などで顔が隠れていたり、笑ったり、データの画質が荒いものはNGです。最近6ヶ月以内に撮影したものが必要になります。
パスポートをお持ちの方は、その写真をイメージすると良いかもしれません。
スマホなどで撮影したものでも気軽に申請できるようになっていますが、しっかり規定に沿った写真を頑張って撮影しないといけませんね。
マイナンバーに必要な写真の詳しいサイズや規定などは、マイナンバーの公式ガイドラインに載っているので、撮影の際には確認することをおすすめします。